Interview07
中途社員紹介 07
仕事と子育ての両立。
スキルアップができる会社。
Profile
管理部門
吉水 美早紀
2006年入社 2013年復職
MISAKI YOSHIMIZU
Career
2006フージャース入社 引渡業務を担当
2009不動産会社に入社 ここでも引渡業務を担当
2011出産を機に退職
2013フージャース入社
―2013年月入社の吉水は、現在、フージャースホールディングス 業務総括部に所属。チーフとして、マンション等の引き渡し業務と住宅ローンの審査を担当している。実は吉水、2009年に結婚を機に一度フージャースを退職している。大学で現代福祉学を専攻していた吉水。父親が大手デベロッパーということもあり、不動産業に興味を持ち、新卒時にはハウスメーカーを中心に就職活動を行っていたという。
父から、フージャースという会社が面白い・若手社員が活躍しているという話を聞き、選考を受けてみました。父がフージャースと取引をしていて、人を紹介したり物件を持ち込んだりという形でお付き合いをしていたようです。採用担当の方や社員の方と話してみて、ここで働いてみたいと感じたので、入社を決めました。
―2006年4月、新卒で入社。現在と同じマンションの引き渡し業務を3年間担当した。しかし、2009年10月、吉水は結婚を機に転職の道を選ぶ。
勤務時間が非常に長かったので、結婚してこの仕事を続けて行くと家事との両立ができないと感じました。子供も欲しかったので、この会社で働き続けて子供を産めるのか、産んだ後も働いて行けるのかと。当時は、家庭と仕事を両立する自信がなかったということもあって、転職を決意しました。転職先は本当に小さな会社でした。元々フージャースで働いていた人のサブとして働いてくれないかということだったので、ある程度調整ができると思いました。気心も知れた先輩だったので、働きやすいかなと思って。同じ不動産業でしたが、規模も件数もそれ程多くなかったので、業務量も少ない。忙しい時期も限られているので、そういう意味では両立しやすいかなと思って入社しました。
―新しい会社の仕事も軌道に乗った1年半後。その会社に誘ってくれた先輩が退職することになった。そして同じ時期、吉水にも嬉しい転機が訪れる。
1年半経った頃、先輩が退職をして、自分がメインで担当しなければいけなくなりました。ちょうどその頃に妊娠していることが分かって。そうなると仕事を続けて行くのは難しいという話になって退職しました。
―吉水は専業主婦として子育てに専念することになった。しかし1年もすると、また社会に出て働きたいという想いが生まれてきた。
子供が1歳になって漠然と思うようになりました。どうしても家の中の仕事は、家族のために当たり前にやらないといけない。でも、誰かのために何かをするとか、対顧客に対して何かをするのとは別物だと思っていたので、やはり、家族以外に向けて何か仕事がしたいという想いが膨らんできました。当時は、家に引きこもりがちになっていて、ママ友もいなかったし、外に出たいという思いが強くなっていました。ですから、子供が1歳になったことを機に、主人と相談をして働いてみようと。主人からは『大丈夫か?』という話も出ましたが、最終的には『自分がやりたいなら頑張って』と言ってくれました。
―吉水は改めてフージャースの面接を受けることになる。『大変だと思うけれど覚悟はあるか?』当時働いていたママさん社員からの一言だった。『決まった時間以上に働けとは言わない。でもその時間の中で終わる仕事だけではない。そこは大変だと思うよ』。吉水の覚悟を迫る言葉だった。
ある程度想像はしていたので、家にずっといるよりは良いのかなという思いはありました。逆に、楽な事務仕事だけでは、やり甲斐も感じられないと思ったので。そういう意味で覚悟を決めました。あとはやはり社会と繋がっていたいというのも大きな理由ですね。
―2013年4月。吉水は再入社を果たし、以前と同じ職場である業務総括部に所属することになった。仕事も以前同様、引き渡し業務と住宅ローンの審査を担当することになった。業務総括部が担当する引き渡し業務とは、マンションを契約されたお客様が、鍵を受け取るまでの間、手続きの案内や銀行関係の手続きのお手伝いをするのが仕事である。また、ローン審査は、営業からの審査依頼を元に、銀行と交渉を行う業務だ。様々な書類が必要になるため、営業部・銀行ともに多くの調整を行う必要がある。
今は、ローン審査をメインに担当しています。以前は担当していなかった仕事だったのですが、引き渡しを担当していたときに、基本的な部分は勉強していました。でも、細かいスキルの部分はやったことがなかったので、良い経験になっています。今は子育てもあるので、ローン審査の方が時間の融通が効きますし、引き継ぎもしやすいので、子供が急に熱を出して休むというときも、対応ができるようになりました。引き渡しも、説明会や内覧会等イベントの多い一斉引き渡しではなく、それ以降の引き渡しを担当しています。
―現在、吉水は時短制度を利用して仕事をこなしている。通常9時から18時までが就業時間となるが、吉水の場合は9時15分に出社し、17時30分に帰るという就業形態だ。
朝、子供を保育園へ送るのは主人も半分くらい手伝ってくれています。お迎えは私が行く感じです。時間内に仕事が終わるように色々調整したり、いつ休んでもいいように、事前の準備はやっているんですが、突発的な仕事や帰る直前の電話対応もあったりしてバタバタしてしまうこともあります。急に子供が熱を出してしまって、その日の予定ができないとか、急に休むこともあるので、周りにも迷惑を掛けていると思います。助かっているのは、『時間大丈夫?』と声を掛けてくれるので、周りの理解はあると思っています。この部署は女性が多い部署なので、相談もしやすいですね。
―200名いる社員の内、未就学児のいる女性社員は5名程度。それぞれの社員が会社と相談をしながら、できる範囲で仕事に従事している。
まだまだ、ママさん社員という目線で考えると発展途上だと思います。ただ会社の風土として、社員の意見を汲み上げてくれる社風なので、勤務時間に関しても事前に上長と相談をして決めさせてもらっています。これからこの会社がどう変わるのかが楽しみですね。逆にこの会社で子育てしながらでも働けるということを私たちが見せて行かないといけないと思っています。若い新卒の女子もたくさんいるので、その子たちが結婚をしてから会社に残るという選択がなくなると、私たちがいること自体が悪影響になってしまうと思うので、それは避けたいなと思っています。
―二人目の子供も欲しい、そして仕事も続けていきたいと言う吉水。そうまでして、仕事を続ける理由は何か?
ローン審査のスキルは専門性のあるものだと思うので、そういうところが自分の中で蓄積されているという実感はあります。専門性のあるスキルを磨けていることは、醍醐味かなと思います。引き渡しの方で言えば、引き渡しのときにお客様から『ありがとう』と言われたり、たまに『今度、遊びに来て』と言われたりすることもあるので、そういうときに良かったなと思います。特にローンが難しいお客様だったりすると、本当に住めて良かったなという気持ちになります。
―再就職してからの数年間を振り返ってもらった。
とても忙しい時期もあり、辛い時期もありましたが、周りのサポートもあり、なんとか乗り切ることができました。良い環境に戻していただけたというのが感想です。この部署であれば今後も働いていけると思っています。これからは在宅で仕事ができるとか、急に休むとなったとき、一時的に会社のネットワークに自宅からログインできたり、必要最低限、自宅でも仕事ができる環境があると嬉しいですね。今は率先して物件を引き受けて、先頭に立って仕事をすることができないので、縁の下の力持ちになれるように、自分ができることをやっていくのが大切かなと思っています。