ウェルネス
Wellness
当社グループは、人材こそが価値創造の源泉と確信し、持続的な企業価値の向上にはすべての従業員が身体的、精神的、社会的に健康かつ安心な状態でイキイキと働ける環境づくりが重要と考えています。そこで、当社グループは、従業員の成長および健康・安全の確保、ダイバーシティの推進、働きやすい職場環境づくりなど人的資本を高める取り組みを推進しています。
目標と実績
女性活躍推進法
当社グループは、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)に基づき、当社および連結子会社において、管理職に占める女性労働者の割合と年次有給休暇取得率に関する目標を掲げています。2024年3月期の実績は、下表のとおりです。
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目標 | 【実績】2024年3月期 | |||||
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期日 | 管理職に占める 女性労働者の割合 |
年次有給 休暇取得率 |
管理職に占める 女性労働者の割合 |
年次有給 休暇取得率 |
男性労働者の 育児休業取得率 |
|
(株)フージャース ホールディングス |
2025年3月31日 | 23%以上 | 60%以上 | 17.4% | 68.5% | 25.0% |
(株)フージャース リビングサービス |
2026年3月31日 | 10%以上 | 60%以上 | 11.5% | 69.7% | 0.0% |
(株)フージャース ウェルネス&スポーツ |
2026年3月31日 | 20%以上 | 50%以上 | 19.1% | 72.0% | 0.0% |
グループ会社全体 | 2026年3月31日 | 22.5%以上 | 60%以上 | 16.9% | 70.2% | 12.5% |
健康経営
健康経営の基本方針
当社グループは、すべての従業員が心身ともに健康でいきいきと働いていくためには、従業員の安全と健康の管理が重要であると考えています。「フージャースグループ行動指針」では、「労働関係法令を遵守し、安全で健全な職場環境を維持する」と定めており、安全・衛生管理を徹底し、過重・長時間労働や労働災害を防止するなど、従業員の心身の健康と安全を確保するための職場環境の整備に努めています。
具体的な取り組み
①健康管理の充実
当社グループは、従業員の健康こそが企業の成長につながるという考えの元、従業員の健康管理を充実させています。
具体的には、
- 人間ドックや健康診断の受診を従業員に義務付けるだけでなく、「要検査」と判定された従業員に対する精密検査の受診勧奨を実施
- 有給休暇の取得を促進することで、従業員の心身の健康促進への取り組みを実施
②従業員のメンタル不調発生予防
当社グループは、身体的な健康だけでなく、こころの健康にも着目し、従業員がいきいきと働ける環境の整備に取り組んでいます。
具体的には、
- 事業場の規模にかかわらず、全従業員に対するストレスチェックを実施
- 月に一度のパルスサーベイ実施により、職場の人間関係、仕事に対する意欲、体調面をヒアリングし、必要に応じて人事や産業医面談を実施。低点数の推移を集計し、フージャースホールディングス取締役会において報告・確認
③労働時間に関するリスク管理と法令遵守
当社グループは、労働時間を管理・改善する体制を整えることで超過勤務時間の削減に努めています。
具体的には、
- 産業医と連携し、1カ月当たりの労働時間が一定時間を超過した社員に対する「セルフチェックアンケート」「産業医面談」を実施
- パソコン自動シャットダウン時間を設定し、過重労働防止策を実施
- グループ各社の36協定(時間外労働)についての実態把握と遵守状況を調査した上で、フージャースホールディングス取締役会において報告・確認
健康経営推進体制
当社グループでは、健康経営の最高責任者をホールディングス代表取締役とし、人事部門が推進組織となり、社内各社・各部、さらには社外協力機関と連携を図ることで、健康経営の実現を目指しています。
ダイバーシティ推進
基本的な考え方
当社グループは、ジェンダー・職歴・国籍等にかかわらず能力を存分に発揮できる職場環境整備と、従業員一人ひとりが多様な価値観を受け入れる組織づくりを行うことが、企業として持続的な成長につながるものと考えています。なお、「フージャースグループ行動指針」では、基本的人権の尊重と差別・ハラスメントの禁止を定め、あらゆる従業員の平等な雇用と活躍の機会が確保されるよう、人権と多様性の尊重と健全な職場環境作りを推進しています。
女性の活躍促進
当社グループは、新たな商品・サービスの創造に向けて、女性の視点を事業に活かすことを重要と考えています。創業以来、女性社員のライフステージに合わせた柔軟な働き方を推進するなど、女性が活躍する風土、文化づくりに力を入れています。
取り組み事例
- はたらき方
- FF社員制度※の普及浸透
- 産前・産後休暇、育児休業制度の取得推進
- ものづくり
- 女性向けコンパクトマンション(Duo Veelシリーズ)
今後、更なるダイバーシティの推進に向けて、次期管理職候補者となる女性社員の採用や育成を推進してまいります。管理職に占める女性労働者の割合の実績については、「目標と実績」をご覧ください。
※FF社員制度は、育児や介護などフル勤務が難しいライフステージにいる社員に対して、時間よりも成果の概念で給与を支給する制度です。 FFは、Free location & Flexible timeの略称。
育児・介護の支援
当社グループは、出産・育児・介護などのライフイベントのために就業を断念することがないよう、人事制度を整備しています。また、社内ポータルサイトなどにおいて制度の周知や啓発を行い、制度を活用しやすい職場環境を整えています。
働きやすい職場環境づくり
基本的な考え方
当社グループは、事業活動を通じて社会に新たな価値を提供し続けるうえで、従業員一人ひとりが能力を最大限発揮することのできる環境づくりが重要であると考えています。そのため、公正な評価制度や報酬体系、福利厚生等を整備し、従業員の就業意欲を高め、能力を存分に発揮できる職場環境を整えることで、すべての従業員が活躍できる会社づくりを目指しています。
公平な評価と報酬
当社グループは、従業員の意見を人事部門や上司が取り入れる仕組みをつくり、コミュニケーションを図ることにより、公正な評価・報酬制度を実行しています。
目標管理制度
従業員が自主的に仕事に取り組み、経営者・管理監督者とともに目標達成に向けて進められるよう、目標管理制度を導入しています。従業員は、半期ごとに上司の助言を得ながら自ら目標を設定し、その達成度に応じた賞与支給が行われます。また、昇給・昇格の基準となる能力や行動についても年1回振り返りを実施しています。
上司への評価とキャリア開発
2年に1回、管理職(自社基準ステージ6以上)を対象に360度評価を実施しています。
組織活性アンケートの実施
当社グループは、年に1回、従業員に対して組織活性アンケートを実施しています。本調査は、個人と組織のパフォーマンス最大化に向けて、仕事・職場環境に関する従業員の声を拾い上げ、経営に活かすことを目的としています。「組織活性化度」は、組織の戦略性や先進性、働きやすさなど8テーマ38項目で設問を行い、パフォーマンス発揮度を100点満点で評価します。
挑戦できる風土の醸成
当社グループは、従業員が変革による価値創造に挑戦する風土の形成やグループ連携、個人・組織のモチベーション向上を目的として、各種表彰制度を設けています。
名称 | 頻度 | 概要 |
---|---|---|
月間賞 | 月1回 | 月間の中で、優秀な活躍をした方を表彰します。 |
QMVP | 年4回 | 四半期を通じて、優秀な活躍をした方を表彰します。 |
Top Of Hoosiers賞 | 年1回 | 年間を通じて、最も優秀な活躍をした方を表彰します。 |
Hoosiers賞 | 年1回 | 年間を通じて優秀な活躍をした方を表彰します。 |
新人賞 | 年1回 | 期中に入社した社員から選ばれます。 |
ハンドレット表彰 | 年1回 | 営業・業務・管理部門の累積業績に応じた表彰です。 |
フージアデザイン賞 | 年1回 | デザイン、計画、物件コンセプトが優れた物件を表彰します。 ※審査には外部の専門家を招聘しています。 |
永年勤続賞 | 年1回 | 勤続10年、20年、30年を迎えた方を表彰します。 |
福利厚生の提供
当社グループは、公正で働きがいのある職場づくりを目指して、育児・介護支援や従業員持株制度をはじめ、さまざまな福利厚生の提供を行っています。
名称 | 概要 |
---|---|
産前・産後休暇 | 産前6週(多胎14週)産後8週 |
育児休業 | 原則子が満1歳に達するまで、最大満2歳まで延長可能 |
子の看護休暇 | 未就学児:1名5日/年、2名以上10日/年 |
介護休業 | 対象者1人につき、通算93日まで |
健康確保措置 | 産業医の設置 |
高齢者再雇用 | 定年60歳、それ以降1年更新にて契約 |
退職金制度 | 確定拠出金制度による退職金の支給 |
健康保険組合 | 高額療養費、出産育児一時金、傷病手当金、人間ドック等 |
財産形成関連 | 企業型確定拠出年金、フージャース社員持株会 |
ライフサポート関連 | FF社員制度、GLTD保険加入、三大疾病保険加入 |
諸手当 | 資格取得奨励金制度、新卒家賃補助、住宅購入補助、保養所等 |
※FF社員制度は、育児や介護などフル勤務が難しいライフステージによる社員に対して、時間よりも成果の概念で給与を支給する制度です。FFは、Free location &Flexible timeの略称。
人材マネジメント
基本的な考え方
当社グループは、欲しかった暮らしの追求および中長期的な企業価値の向上に向けて、従業員の能力開発や、多様な視点・価値観を養う人材育成の推進が重要と考えています。そのため、各従業員のステージに応じた階層別研修やテーマ別研修、能力向上に向けた資格取得の支援制度などを整備しています。
人材育成
当社グループは、人材育成方針に基づき、階層別・テーマ別研修を整備しています。事業を通じた挑戦(OJT)を主軸に、1on1ミーティングを通じて個人の課題設定・成長目標を設定し、挑戦過程での成長や改善点を評価・フィードバックします。また、多様な能力開発を促すためにOff-JT(研修プログラム)を体系的に実施しています。
人材育成方針のポイント
- テーマ:自ら挑戦する人材へ
- 求める姿勢・能力:謙虚に自らを研鑽し続ける構え、普遍的な問題解決能力