これからは、充実した暮らしを
自分たちのペースで。
私たちフージャースは、2013年からシニア向け分譲マンションDUO SCENE(デュオセーヌ)の分譲を開始しました。今回の「デュオセーヌ大宮」は、コロナ禍の2021年8月に竣工、10月に引き渡しを開始。デュオセーヌシリーズでは9棟目になります。
コロナ禍の難しい状況下で、自分たちが心から良いと思えるものを造るには、デザインやコミュニケーション提案のジャンプが必要でした。このマンションでは、青空の下で読書をしたり、おしゃべりきるよう屋上に「スカイガーデン」を設けたり、お気に入りの美容師さんやマッサージ師さんを呼べる「訪問利用室」を設けたりと、新しいことに積極的にチャレンジしています。
今回は、そんな「デュオセーヌ大宮」に暮らす、Kさんご夫婦のストーリーをご紹介します。
大阪から、埼玉県の大宮へ。
デュオセーヌ大宮に移り住むまで、大阪で50年暮らしていたKさんご夫婦。長年住み慣れた場所からの引っ越しは80歳を目前にしてのことでした。
「最後は家族のそばで暮らしたいと思ったのが、今回の引っ越しのきっかけです。子どもは都内で暮らしていましたので都内への転居も検討しましたが、近すぎるのはお互い気を遣います。互いの家まで1時間ぐらいの距離に住みたいと思っていました」と、ご主人は当時のことを振り返ります。
今の暮らしやすさをそのままに、自立して暮らしていきたいと思っていたお二人は、シニア向けの住宅を探し始めます。しかし、なかなか見つからなかったそう。
「あるとき、日経新聞に出ていたデュオセーヌ大宮の広告に目が留まりました。広告を見てみると、賃貸や権利型の住宅が多い中で、所有権型の住宅だったこと。新築分譲マンションと同様の設備で、共用空間も充実していました。大宮には行ったことがありませんでしたが、近くに大きな病院があったり、マンション内に介護事業所も併設されていて、これだなと思ったんです」と、奥様はうれしそうに言います。
実はこの時、夫婦別々に新聞を読んでいたにも関わらず、まったく同じ広告に目をとめていたことが、その後分かります。
「あの時は、驚きましたね。妻もまったく同じ広告を見て、気になっていたというんです。大阪からの移動はなかなか大変ですから、都内に住む息子にモデルルームの見学をお願いしました。見学から帰ってきた息子が『ええんちゃうか』と一言。そう言えるのは、何も心配することがなかったということ。私たちは大阪から大宮へと引っ越すことを決めました」。
息子さんの見学後、フージャースの担当者が大阪に出向き、実際に話ができたのも大きかったとKさんは言います。息子さんや担当者からの話が2人の背中を押し、現地を見ることなくデュオセーヌ大宮の購入を決めました。
安全・安心・安堵
Kさんは、この物件の良いところに「安全・安心・安堵」というキーワードを挙げます。
マンションは緑に溢れ、食事ができるレストランがあり、広々と快適な大浴場がある。駅から散歩を楽しみながら帰宅できる距離にあり、周囲には医療施設やスーパーも充実しています。また、マンション内には介護事業所も併設。通常の分譲マンション同様の所有権型の住宅で、家族に残すことができる不動産資産です。こういった全ての要素が、安全・安心・安堵に繋がり、引っ越して以降も楽しく暮らすことができているそうです。
「引っ越し前も不安はありませんでしたが、暮らしてみると、この安全・安心・安堵をさらに感じます。朝起きて富士山が見えるリビングや、筑波山や日光連山が見えるスカイガーデンで過ごす日々に何もいうことはありません。いつも気にかけて話しかけてくださるスタッフの方が、常時いてくださるということも、私たちの暮らしをより良くしてくれているポイントだと思いますよ」と、ご主人。
「引っ越しをすると、それまで通っていた美容院などには行けなくなります。自分でそれを1から見つけるのは大変なこと。訪問理容室には、腕のいい美容師さんが来てくれているので1ヶ月半に1度は利用しています。小さなことかもしれませんが、新しい土地で暮らす上で、とても役立っています。こういった心遣いの積み重ねで、このマンションに住むことで将来への不安は減っていきましたね」と、奥様は教えてくれました。
昼寝をしている暇もない
コロナ禍での引き渡しとなったデュオセーヌ大宮。コロナによってなかなか外出が憚られる日々ではありますが、マンション内で行われる毎日のイベントでゆっくり昼寝をしている暇もないとお二人は笑顔です。
「朝は8時半からのラジオ体操に参加して、元気を実感するところから1日が始まるんです。スタッフの方が豊富なアイデアで、毎日様々なイベントを用意してくれているので、その中から気になるものには積極的に参加していますよ。体を動かすアクティビティはもちろん、この前は『英語で遊ぼう』という新しいイベントにも参加しました」。
この他にも、マンションの共用施設にある麻雀やビリヤード、カラオケ室のピアノも利用しているそうで、この日も取材の前にはマンションの住民の方とプレイルームで麻雀を楽しんでいたそう。
大阪での50年は、家庭のことはもちろん、夫婦それぞれが仕事や地域のサークル、ボランティア活動と精を出してきたお二人。引っ越しをきっかけにそれぞれの活動を引退しました。「これからは、やりたいことをゆっくりする」と決めて、夫婦で新たな生活をスタートさせました。引っ越し後は、大浴場やレストラン、イベントへの参加を通じて知り合いも増え、マンション内での暮らしに充実感を感じているそうです。
最後にKさんは、十五夜の日のできごとを教えてくれました。
十五夜の晩は、屋上のスカイガーデンに月を見に行ったお二人。屋上に上がってみると、すでにマンションの居住者20人ほどでお月見が始まっていたそう。見慣れた顔ぶれが「Kさん、遅かったね。待ってたよー」とワイン片手に笑顔で手を振り、ある人は足りないKさんのグラスを自宅に取りに帰ったり。その日は特にそんな約束もしていなかったそうですが、その光景や居住者の言葉に、もうずいぶん前からそこで暮らしているかのような感覚があったとKさんは言います。
今回の取材では、家庭や仕事、地域のことなど忙しい日々を過ごされた2人が、それぞれの活動を終えて、デュオセーヌ大宮で新たに歩み始めた様子を教えていただきました。
「人生100年時代」を幸せに生きるために、自分たちの幸せは何かを見つめ直し、あえて住み慣れた場所を離れ、新たな人間関係を築き充実した生活を過ごしているお二人。
高齢化が進む中で、どうすれば幸せな暮らしを維持していけるのか、デュオセーヌではそれぞれの方の暮らしに目を向け、そのサポートを続けていきたいと思います。